アベノミクスという異次元の金融緩和が行われ今年で10年目になります。
バブル崩壊やリーマンショックにより不動産価格が下落し続けていていましたが、
融資を伸ばしたい銀行と景気を良くしたい日銀の思惑通り、
不動産市場に大量の資金が流れ込み、不動産価格が高騰していきました。
私が開業したのが9年前ですが、
開業したころのセミナーは 相続対策で土地から賃貸不動産を買おうという内容があったように 思います。
もちろん資金はフルローン。
最近では、アメリカの利上げにより日本も利上げになっていくのではないか という気運が高まっています。
私も長期的に金利は上昇していくのではないかと個人的に考えています。
皆様はどのように思われますか?
また金利が上がり、建築費が高騰する、そして福岡は賃料が上がらないという 中で、
どのように不動産経営をしていくことが出来るのか。
構造上の問題を抱えているように思います。
この難局を乗り越えていくためには、知識を高め、情報を収集し、
勝ち残る手段を考え実行することしかないのではないかと思います。
これは不動産賃貸業にかかわらず全ての業種で言えることです。
不動産を安く建てる方法だってあるかもしれません。
賃料だって差別化できれば上げることだって可能だと思います。
固定概念にとらわれない発想をもって、未来を切り開いていきましょう。
令和4年7月20日 税理士 髙島聖也