税理士の高島です。
不動産経営において資金繰りはとても大切です。
資金が回っていくのかなぁと通帳を片手に心配を
されている方のご相談をよく受けます。
もし、不動産が数億円あったとしても
預金が0になったら、不動産を売却しなければいけません。
入ってくるお金も多いいが、出ていくお金も多いい!
そんなご相談をよく受けます。
ご相談をされる方の特徴として、
貸借対照表の見方や考え方を理解されていない
という方が多くあります。
預金残高にあるお金は自分のお金なのか、他人から調達した
お金なのか。これを理解して経営をしていく必要があります。
簿記の知識が必要になるのです。
例えば、事務所を賃貸に出すときに敷金を1000万円あずかったとします。
その後経費の支払い関係をする中で預金残高は変動していくのですが、
預金残高が預かった敷金の金額以下になっているという状況は
あまりよくありません。
預かったお金に手を付けてしまっていることになります。
預金 1,000万円 / 預り敷金1,000万円
複式簿記を理解して、収入に計上して運用してもいいお金と
これは取っておいた方がいいお金を区別して経営をしていく必要があります。
皆さまも預かっている敷金以上に預金残高があるかどうかをチェックしてみてください。
令和2年7月27日 税理士 高島聖也