不動産経営の戦略実力を高めたいという願望

不動産オーナーの判断が大切


不動産を建築する際、どのように建てるか、

または老朽化した不動産を市場のニーズに合わせてリニューアルする方法など、

不動産経営には多くの判断が必要です。

これらの判断は、不動産自体が「こうすべき」と指示してくれるわけではありません。

建設会社やリフォーム会社の提案を参考にできますが、

それぞれの会社は自社の戦略に基づく商品を提案します。

そのため、提案された商品が必ずしも不動産オーナーにとって最適とは限りません。

最終的な判断は、不動産オーナー自身が行わなければならないのです。

 

成功している不動産オーナーは戦略実力が高い


成功している不動産オーナーを見ると、

一般の事業者にも劣らない戦略力を身につけていることがわかります。

特に、他業種から不動産業に転換したオーナーは、

競争の激しい業界で培った戦略力を持っているケースが多いようです。

今後、不動産業を取り巻く環境はさらに厳しくなるでしょう。

以前は、土地持ちオーナー同士の戦いが主でしたが、

現在は投資家系オーナーや不動産リートなど、

豊富な資金力を持つプレイヤーが増えています。

複数の物件を所有していればリスクを分散できますが、

物件が一つしかない場合、そのリスクはすべてに影響します。

 

戦略実力を高めるには時間がかかる


それでも、先祖代々の不動産を守りたいと考えるのであれば、

他との差別化を図る不動産経営が求められます。

この差別化には、相応の勉強が必要です。

「戦術は7年、戦略は15年」と言われるように、

戦略の理解には時間がかかります。

しかし、幸いにも不動産の建て替えは頻繁にあるものではありません。

次の建て替えまでにしっかりと学び、準備を整えることができます。

大切なのは「何としても不動産を守りたい」という強い願望を持つことです。

願望があれば、セミナーに参加することや、

朝早く起きて書籍を読むことも苦ではありません。

私自身も独立してから、毎朝7時からランチェスター戦略の

勉強会に参加していましたが、苦にならなかったです。

現在はドラッカーの書籍を学んでおり、不動産経営に役立つと

考えると楽しささえ感じます。

 

戦略実力を高めれば不動産経営が楽しくなる!


私が関与している不動産オーナーも、毎朝5時に出社して新聞や

不動産専門紙を読むことを楽しんでいます。

仕事が楽しいと、人生そのものも楽しくなります。

不動産経営を楽しむためにも、ぜひ勉強を続けていただきたいと思います。

  令和6年9月1日 税理士 高島聖也

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