税理士の髙島です。
今年も残すところあと少しですね
さて、最近不動産の活用等のご相談を受ける中で
感じることは「流れが変わってきた」ということです。
路線価上昇(10年で福岡市は2.2倍)や建築費高騰、金利上昇など
不動産賃貸をしていく環境が非常に難しい時期に来ているということです。
数年前であれば、どこの建設会社のプランでも利益が出ていたエリアも
普通に建築シュミレーションをすると利益が出なくなってきています。
日本全体としては人口が減少していく中でどのように
土地活用をしていくのかを考えるのが非常に難しい時代になりました。
この問題点については、建設営業マンも悩みを抱えています。
良い建物を建てることにより良い住環境を提供していきたいと思っていた
営業マンも、「こんなに収支が残らないのに提案をしていいのだろうか」
このように悩んでいる営業マンも多くいます。
私もこれからの不動産経営については、転換期を迎えていると思います。
車は乗るだけのものから、部分的には趣味商品に変わっています。
住宅も空間の確保から、様々なニーズに変化していくと思うのです。
この部分的な変化を捉えていくことが、これからの不動産経営には
欠かせないのではないかと思っています。
量の提供から質への提供の時代へ。
令和5年11月25日 税理士 髙島聖也