令和3年7月1日時点の基準地価が公表されました。

税理士の髙島です。

令和3年7月1日時点の基準地価が公表されました。

福岡市はコロナの影響があり、中州は下落となりましたが、

それ以外は上昇や横ばいといった形になりました。

不動産を所有し続けるという方にとってみれば

評価が上がるということはあまりいいことではないようですね。

 

先日、関与先向けの勉強会で

「博多駅前に50坪の土地を持っていた場合に、

どのような土地活用をしますか?」という課題を

参加した不動産経営者に答えてもらいました。

様々な意見が上がりました。

・事業用定期借地権でいい条件を出してきたところに土地貸しをする。

・一階はテナントで2階から上は、住居にする。住居は固定資産税軽減が受けられる。

・一階は駐車場にして、2階から上はテナント系にする。

皆様、頭を悩ませながら回答していただきました。

実はこの課題の難しいところは、博多駅前という立地の良い場所でも50坪という

面積の狭さでは、活用が難しいというところです。

博多駅前は、立地もいいため地価も上昇しています。

しかし、立地がいい分競争相手が多いいのです。

上場企業や地場大手の不動産会社などと競争していくことになります。

競争に負ければ、低い賃料で貸すことになり負け組になってしまいます。

立地がいい=勝ち組ではないということを参加されている不動産経営者は

皆さん理解されているようでした。

昨年、50坪に雑居ビルを所有されているオーナー様からご相談を受け、

結果売却し、事業用資産の買換えを活用して中央区の1棟マンションに

買換えをお手伝いしたという事例があります。

自社の経営規模と競争相手との力関係を意識して、不動産活用を考えていく

必要がありますね。

   令和3年9月22日 税理士 髙島聖也

 

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