令和1年10月23日に「会社設立による資産活用セミナー」を開催致しました。
今回の内容としましては、
1. 会社活用の一般的なメリット
2. 失敗事例
3. 法人活用のポイント
4. 現状分析(事業計画書作成)の補助金活用
についてでした。
法人を活用した不動産経営についてお話ししたのですが、まず、当事務所へご相談に来られるオーナー様の悩みとして多いのが
・将来の相続税が心配
・築年数が経過して、家賃収入は減少しているのに税金が増えている
・資金繰りが大変
といったものがあります。
そこで、所得税(個人)と法人税の仕組みからお伝えしました。
そして、会社設立のメリットとして法人税と所得税を比べたところ、法人税のほうが税率が低く、メリットとなりやすいことなどをお話ししました。
会社をどうやって作るのか、既に会社にしている場合の良い活用形態はどういったものかもお話ししています。
それに加えまして、失敗事例を交えた不動産経営について行いました。
会社設立がすべての場合にメリットとなるわけではない、安易な会社設立はその人にとってマイナスとなる場合もあるということも皆様に考えていただきました。
その失敗事例の中には不動産に詳しくない税理士や金融機関への相談によるものも…
やはり、その分野の専門家への相談が必要です。
さらに会社設立後の活用ポイントを行いました。
・小規模企業共済の活用
・経費の内容
・生前贈与の会社活用
・会社を活用した資金贈与
など、こちらも事例や経験を交えご説明しました。
このような内容を踏まえた上で、現状分析(事業計画書作成)の補助金活用として早期経営改善支援事業のご紹介をしています。
この早期経営改善支援事業を行うことで、ご自身の現状を把握し、これからの計画を立てることができます。
こういった早いうちでの事業計画を行うことで将来の相続の対策へ繋がっていきます。
不動産経営も経営です!
将来について様々なリスクについて各種専門家に相談しながら経営を進めることが大切です。
今回のセミナーの内容が参加してくださった皆様にとって少しでもお役に立てていれば幸いです!