税理士の高島です。
相続対策ということで、税理士に相談をすると
絶対に税金の話をします。
これは当然です。
税理士は税金のプロだからです。
私も以前勤務していた時はこのように対応をしていました。
こうすれば税金が安くなる。
提案すればお客様も喜んでくれるだろう!
しかし、提案してもお客様はなかなか実行してくれないのです。
「確かにそうなんだけどね。。。」
相続の対策ってどこからしていけばいいのだろう?
昔はこんなことでなかなか提案をしても実行してもらえないということが
ありました。
いまは税金の部分というよりも
「将来、どういうように家族になってもらいたいのか」
「なにを伝えていきたいのか」
「現状における問題点は」
このような視点から相続対策に取り組むようになりました。
「このまま共有でも大丈夫ですか」
「この土地を相続したくてもお金が足りないから借り入れするか売却するか
どちらかを考えないといけないですね。」
「息子さんはそれを喜びますか?」
問題点を明確化し、それに対する改善策を立案する。
すぐに取り組める対策となかなか取り組めない対策とありますが、
その中でも取り組めるものから一つ一つ実行していくことが大切です。
将来の家族のために。
令和元年7月16日 税理士 高島聖也