節税と脱税が分からなくなった不動産専門税理士の事例

今から約8年前、不動産専門の税理士先生が書かれた本を購入しました。

年齢も私と近く、30代で本を執筆するのはすごいことだと感心しながら読んでみました。

その本には、金の売買を活用した消費税還付の事例など、不動産に特化した内容が記載されており、

不動産相続対策としての不動産活用や、相続でトラブルになり貧乏になった事例なども紹介されていました。

さすがに本を書かれるだけあって、事業のセンスがあるという印象を受けました。

それから3年後、ふとテレビを見ていると、脱税で逮捕された税理士の先生の

ニュースが報じられていました。

その先生こそ、私が読んだ本の著者でした。どうやら、消費税還付などで

得たコンサルティング報酬を売上計上していなかったようです。

これはあくまで推測ですが、「こうすれば税金が安くなる」「税金なんて納めるのは馬鹿らしい」といった話を

しているうちに、自分自身でも何が正しいのか分からなくなってしまったのではないでしょうか。

ニュースの中で、税理士資格を返納したことが報じられていましたが、

どのような考え方を持つかによって、人生は大きく変わってくると感じました。

私も税理士として、事業者の役に立ちたいと考えていますが、私が関与する事業者には、

社会を豊かにする意識を持っていてほしいと思っています。

皆様も事業を通じて、社会を豊かにしていきましょう。

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