今後の相続対策について、どのようにするか判断に迷ったときに、
家族で話し合う必要があります。
この時に、家族会議が有効になるのです。
みんなで集まって話し合いをする。
なんとなく集まって話し合いをすると、
結論も何となくになってしまいます。
そうならないためには、会議を開く前に
『会議を開く目的』を決める必要があります。
私のお手伝いさせていただくケースの場合には、
相続対策として何に取り組むべきかを決める際や、
その対策を実行することによるメリットとデメリットを
家族で共有するということが最初の家族会議の目的になっています。
例えば、『今相続税が発生したらいくら相続税を納めなければいけないのか?』
現状における問題点はどのようなことがあるのか。
これを家族で共有し、一緒に問題解決を考えていこうという
リーダーからの提案をすべきでしょう。
そして、次のステップとしては、その問題点をどのように解決するかという
改善策を一緒に考えていく必要があります。
家族会議の目的『問題点の共有』『改善策の検討』『改善策の実行』
この3つのステップの順番で進めていただければ、
失敗が少なくなると思います。
令和2年2月5日 税理士 髙島聖也