私事ですが4月から、関西学院大学とTKCが連携して行う
会計研修プログラムを受講しています。
期間は10月までで、月に大阪に出向き、
会計について学んでまいります。
私が会計と出会ったのは高校生のときでした。
授業で担当された先生から「簿記は実務で役立つ」と教わり、
それまで勉強にあまり力を入れてこなかった私が、
なぜか簿記だけは一生懸命取り組むようになったのが始まりです。
その延長線上で税理士を志しましたが、当初から「税務の専門家になりたい」というより、
「会計の知識を活かしたい」という想いが強く、
中小企業の経営者や社長を支援する立場でありたいと考えていたこと
を今でも覚えています。
会計と出会って22年が経ちましたが、
今でも「企業を良くしていくためには会計が必要不可欠だ」と強く感じています。
この点は、不動産オーナーの皆さまにも共通する重要な考え方だと思います。
たとえば、自宅の隣に1棟だけアパートを所有されている方であれば、
預金通帳で資金管理が可能かもしれません。
しかし、先祖代々受け継いできた複数の不動産を所有し、
それを守っていくために会社を設立したり、
さまざまな活用方法を模索されたりしている不動産オーナー様にとっては、
「資産を守る戦術」として、会計という歴史ある手法をマスターすることが
非常に重要だと、最近あらためて強く実感しています。
会計の力を活かすことで、不動産経営者の皆さまが抱える悩み、
たとえば、老朽化したマンションの対応策、上昇し続ける土地評価への不安、
将来の相続税への備え、適正な値決めの考え方、
建て替えを行う際の収支見通しなどを、
数字をもとに具体化・数値化し、戦略を立てるサポートをしていきたいと考えています。
さらに、そのような会計の知識や技術を、次の世代である後継者の方々へ
引き継いでいけるような支援・指導も、事務所として力を入れて取り組んでまいります。
また、今回学んだ内容については、ブログ等で情報発信していく予定です。
今後はセミナーも企画してまいりますので、
ぜひご参加いただければ幸いです。
令和7年4月20日 税理士 髙島聖也