税理士の髙島です。
今日、ご相談に来られた方から一度はRCマンション建築を検討したが、
結果、鉄骨のアパートを建てたという話を聞きました。
RCマンションはすごく手取りが多いいが、借入金額も多く、
建築に時間がかかるから断念したそうです。
私はこの話を聞いて結果良かったと思いました。
なぜかというと
RCマンションは、耐用年数と借入金の関係から
自己資金を持っている方以外は事業を継続することが
困難だからです。
なぜかというと、減価償却の耐用年数は住居系で47年であるのに対し、
借入金の返済期間は35年のケースが多く、
ここに12年の差が出ます。
たかが12年と思いがちでしょうが、
12年分については、借入金の返済時に自己資金がないと、
お金が回らない仕組みになっているのです。
つまり、12年分は納税が必要ということです。
これは私も最近分かってきたことであり、
一般的には知られていない方が多いいと思います。
もしRCマンションを建築する場合には
自己資金を30%は入れて、建設されることをお勧めします。
令和2年3月10日 税理士 髙島聖也